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さしがね

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〜さしがねの種類について〜

大工道具の要、さしがねについて簡単にご紹介いたします。
さしがねは大工にとって神様のような存在だと言います。
『さしがねを雑に使ってはならない』
と最初によく注意されたものです。

 さしがねの使い方はとても奥が深く、このさしがね一本で実に多くの使い方があるものです。
全てを使いこなすには相当な勉強が必要になります。さしがね一本で家は建つ位ですから(笑)

それではまず、さしがねの種類についてご説明します。
 
左と右の写真は上から同順になっています。右側はアップで撮ったものです。
上から順に説明してきます。

寸表示のさしがね(裏目付)
これは通常大工等が使うものです。1寸が約30ミリ、1尺で約300ミリ(正確には303ミリ)です。
なぜコレを使うことが標準かと言いますと、建築物(特に住宅に関して)は昔から尺の寸法(尺貫法(尺間法)・・・しゃっかんほうと読みます)で考えられ建てられているからです。つまり、材木・建材等も尺貫法を基準に作られています。
建築関係の材料(例えばコンパネ等)で寸法が910ミリや1820ミリなどの中途半端な数字をみませんか?1000oや2000oとかキリのいい数字でいいんじゃん!!と思ったことありませんか?
これは910ミリが3尺1820が6尺(1間・・・いっけんと読みます)という建築で使う標準寸法だからです。これからは建築の材料を気にして見てみてくださいね!300ミリ(1尺)を基準にその倍数で材料取りがされている事に気付くと思います。最近ではメートル法で作られる建材も多く見られますが。

cm表示のさしがね(プリント表示)
これは寸法の表示方法がさしがねに直にプリントされているタイプです。色々なカラーがあり、見やすいものが多いですが、プリントの悪いところは使っていると寸法部分のプリントがだんだん消えてしまう事です。通常のさしがねはさしがね自体に実際に刻みつけられている為、寸法が消えてくる事はあまりありません。
プリントは見やすいと好んで使っている監督さんもいらっしゃいます。この場合のさしがねは消耗品と考えたほうが良さそうです。

cmのさしがね(刻み表示・表裏同寸法表記)
これは通常のさしがねのcmバージョンです。寸法の表記がさしがねに刻み込まれています。現場監督さんやDIY・日曜大工でよく使うタイプです。
これ1本で必要十分です。

cmのさしがね(刻み表示・裏目付)
これはcmのさしがねのうち裏目(後で説明します)がついているタイプです。表側は上のものと同じですが裏側は全く違います。メートル法の建築物を扱う大工さんが使うさしがねです。

cmのさしがね(黒いさしがね)
これは100円ショップで買ってきたさしがねです。しなりが無いので使いにくいです。また、さしがねの90°部分も(矩”かね”といいます)もあまり良くないものが多いです。

寸のさしがね
これは8寸までしか表示の無いミニタイプのさしがねです。小さいので腰袋に入れたりして常に携帯して使うタイプの物です。

他にも3寸法師、5寸法師などと名前のついたミニタイプもあります。私は3寸法師(100ミリまで表示のタイプ・ミリ表記のもの)がお気に入りです。一つあると重宝します。

さしがねの厚さ

厚さも色々あります。角部分が厚いタイプ(通常はコレ)、全体が厚いタイプ(しなりが無いタイプ)、全体が薄いタイプ(最近流行です)などあります。オススメは全体が薄いタイプのモノです。鉛筆やボールペンでの墨付けはこちらのタイプのほうが使いやすいです。

裏目について

先ほども述べましたが、さしがねの中には裏目と呼ばれる数字が刻まれているものがあります 裏目
上が裏目のあるタイプです。その下にあるのがオモテと同じように普通にcm表示のものです。
裏目というのはさしがねの裏面に角目・丸目・ホゾ穴測定用刻みがあります。
角目や丸目はDIY・日曜大工ではほぼ使わないので気にしなくて大丈夫です。
右の写真を見て分かるように通常の数値とは違う目盛りが刻まれているのが分かると思います。
参考までに
角目とは通常の数値に√2(1.4142)を掛けた寸法の事で、寄せ棟屋根等の墨付けで活躍するものです。直角二等辺三角形の辺の比である1:1:√2 から導き出された数値です。
丸目は丸いものを測定する際にその直径を測れば円周がわかってしまうというミラクルなものです。ちなみに私は丸目は一度も使ったことがありません。ヾ(--;)ぉぃぉぃ

もう一つ、ホゾ穴測定用刻みがあるのですが、コレの使用方法については使い方の項目でご説明いたします。

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