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げんのうの使い方とコツ

自作・DIY総合研究所ホーム大工道具の使い方>玄翁(かなづち)の使い方とコツ

ここではげんのう・かなづちなどの槌類の使い方の基本、釘打ちについて説明していきます。

最近ではエアの力で打つ釘打ち機の発達で手で打つことが少なくなってきました。
私達も建前の時や3寸(90ミリ)以上の釘を打つ時意外は釘打ち機で打つ場合が多いです。
しかし、手ではなければ打てない場所などその必要性に迫られる事ももちろんあります。
「釘打ち三年」と言いますように意外と難しいのが釘の打ち方。
皆さんもご経験あると思うのですが、釘が曲がってしまう事がよくあると思います。
釘打ちにはちょっとしたコツがあります。

げんのうの使い方

げんのうの使い方としては釘を打つ時は打つ回数を少なくするように大きく打つのが基本です。慎重になりすぎて細かく何回も打とうとすると労力もかかりますし、釘頭をはずす確率も増え、力も上手く伝わらない為に釘が曲がる原因になります。
回数を減らす為には力を上手に釘に伝える必要があります。
これは玄能の振り方にあります。慣れないうちは腕全体で打とうとし、腕の力で打ち込もうと力んでしまいがちです。また釘頭からはずれるのを恐れて手首が固定されている状態で釘を打つ方をよく見かけます。
しかし、これでは狙いも定まらず力もげんのうに伝わりにくいのです。釘がなかなか入っていってくれません。
万が一、釘が曲がった場合には”わらびが生えた”といいましょう。(曲がった釘がわらびのように見えることからw)

げんのう・かなづちで釘を打つ時のコツ

釘を打つ時はなるべく脇を締めれる姿勢(打つ場所によって例外もあります)で構え、軸がぶれないようにします。
腕全体で打つ意識というよりは肘より下と、手首(スナップ)を使って打つ感覚です。
最初は手首で玄能を振る事をだけを特に意識し釘を打ってみて下さい。これが上達への一番の近道です。感覚が掴めてきたら肘から下の動きを大きくしていきます。
目線は釘頭を見るよりも釘が材料に打ち込まれている所(材料と釘が取り合う所)を見るようにします。
玄能を振り下ろす時は玄能の重さで釘を打ち込む事を意識します。
こうする事によってすんなりと釘が打ち込まれていきます。
釘打ち最後は玄能の丸いほうでしっかり釘をしめます。


裏ワザ!?職人の常識

材料の端を釘打ちする時、写真のように材料が割れてしまう場合がよくあります。

このように材料の端部に釘を打ちたい場合は、まず下の写真のように釘の先(とがったほう)を玄能で叩いて少し潰してあげます。

こうすることによって材料を割れにくくする事ができます。材料の端部で通常の釘と頭を潰した釘と打ち比べてみて下さい。にやけるほど明らかに違いがあります。

また、木の繊維方向によっても割れ難い方向と割れやすい方向があります。
柾目方向からだと割れやすく、板目方向からだと割れにくいのです。
    
左が柾目、右が板目です。


木口からです。上下方向が柾目方向で、左右方向が板目方向です。年輪で判断すると分かりやすいです。

釘打ちはなかなか手強いですが、上手く打てるようになるとかなりの快感です(´▽`*)

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